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鎌倉 建長寺 2017/09/19
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9月の、鎌倉五山第一位の巨刹、建長寺を訪れました。
いつ来ても、歴史が凝縮した古建築に圧倒されます。
正式には、巨福山建長興国寺禅寺、臨済宗建長寺派の大本山。
建長5年(1253年)御深草天皇の勅命で創建されたそうです。
開山は宋の禅僧、欄渓道隆、 開基は鎌倉幕府五代執権北条時頼。
創建当時の伽藍は、総門、三門、仏殿、法堂、方丈などの主要な建物が一直線に並ぶ配置で、宋の五山第一位経山万寿寺を手本としたそうです。
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現在の仏殿は寛永5年(1628)芝増上寺に建立された徳川2代将軍秀忠夫人、崇源院の霊廟を正保4年(1647)に移築したものです。
江戸時代初期の華麗な装飾が施された禅宗様式で、堂内には座高約2.4mの地蔵菩薩像が安置されています。
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お寺の住持が仏法の教えを説く講堂の役目の法堂。
建長寺の法堂には、小泉淳作画伯による「雲竜図」が天井に掲げられています。
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建長寺三門は、安永4年(1775)に万拙和尚が再建したと伝えられています。
山門の「建長興国禅寺」の額は、後深草天皇の宸筆。
楼上に五百羅漢などを安置し、その下を通ると心が清浄になることを、祈念しているそうです。
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信徒の法要、儀式を行う方丈は、昭和18年(1943)に総門と共に京都般舟三昧院から移築された江戸後期の建物で龍王殿と呼ばれています。
今日は高校生の、禅の修行が行われていました。
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建長寺の鐘楼に吊るされた梵鐘は、大和権守物部重光が鋳造し、大覚禅師による建長禅寺の銘文が浮き彫りにされている名鐘とのことです。
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西外門(天下門)に掲げられている扁額は「天下禅林」は中国明代の書家,竹西が書いたものだそうです。
秋の建長寺は、何故か爽やかな感じがする寺院です。
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