グリーンホームツアー 2015 最新エコホーム情報
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2015 グリーンホームツアーからの「最新エコホーム情報」を紹介します。
建設したのは、ピュージェットサウンドソーラー社です。
※写真データーはグリーンホームツアー出展ビルダーより
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■105才のネット・ゼロ・エネルギー・ホーム:808 NW第64セント シアトル、ワシントン州
家は、裸地のスロール・スペース上の1910年に建てられた、850sfの木造フレーム構造。
築105年の住宅を、ゼロ・エネルギー・ホームにするために、アップグレード改修された項目は下記のような内容です。(以下k説明原文です)
よくぞここまで、と、思われるほど、すごいですね!・・・
●基礎:新しいファンデーション(基礎)、耐震基礎ネクタイ、連続水蒸気バリア、
●屋根:屋根根太ガセット&ブレース。
●断熱:根太(R28)との間に、オープンセル発泡断熱材を充填。
●床気密:外気の侵入をブロックするように設計、竹のフローリングの下に、合板サブ床をインストール。
●外壁:ブローセルロースウォール断熱、1”(25.4㎜)の古いセルロース断熱/サイディング(R20+)をインストール。
●気密:外気の侵入を防止するために、新しい外部ドア、フレーム、ボトムシルをインストール。
●窓:ペアガラス窓に交換、元の家のスタイルのウインドウサッシ。
●気密:屋根裏空気漏れを特定し、遮断材料をインストール。
●屋根裏断熱:R50+に屋根裏断熱材を増やす。
●採光:北向きのキッチンで、2連天窓をインストールし自然光の取り込み。
●採光:自然光を増加させるために、バスルームで温室ウインドウとスカイライトをインストール。
●給湯:オンデマンドのガス給湯器をインストール。
●貯水:80ガロン貯水タンクと比例ポンプ制御と真空管ソーラー温水器を取り付け。
●ガス:98%の効率的なガス炉をインストールし、供給ダクトに断熱材を増やす。
●遮熱:夏に屋根裏過熱を低減し、コレクションの雨水の質を向上させるために、シーム金属屋根をインストール。
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■今回参加した友人からのコメント
省エネ住宅では当たり前の太陽光発電パネルが取り付けられた屋根は、メタル製の明るい色を取り入れられ、夏場屋根裏の温度が上がるのを抑えるとともに、屋根から集める雨水の質を保つためにも役立たせています。
3台の貯水タンクは8000リットル以上の水を溜めることができ、庭の水張はもちろんトイレの水洗にも利用しているそうで、平均的なシアトルの家庭より75%も水道代を抑えています。
裏庭やドライブウェイの足場には、川石を使った透過性のあるコンクリートが敷き詰められていて、雨水が地面に浸み込むようになっています。この方法は排水溝の溢れを抑える他に、雨水に含まれる有害物質が直接水源に流れ込むのを防ぐので、地域の水質汚染改善も考えたとてもエコなやり方です。
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105才の家の、ネット・ゼロ・エネルギー・ホームへの改修の例で、日本では考えられない様な内容ですが、そのチャレンジ精神には敬服します。その改修費用が気になるところですね。
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